ブランドバッグリペア事例

オールドロエベショルダーバッグのリペア事例|LOEWE中古バッグ転売で利益率76%

公開日:2019-09-12
最終更新日:2026-05-11

オールドロエベショルダーバッグのリペア・リカラー事例|仕入れ1,200円から利益率76%を出した実践結果

この記事では、オールドロエベ(LOEWE)ショルダーバッグのリペア・リカラー事例を紹介します。
仕入れ価格1,200円の商品を、リペア・リカラー後に15,682円で販売し、粗利益12,014円・利益率76%となった実践事例です。
ロエベのように革質が良いブランドは、状態と素材を正しく見極めれば、リカラー後の印象を大きく改善できる可能性があります。

今回紹介するのは、オールドロエベのショルダーバッグを、クリーニングとリペア・リカラーによって販売できる状態まで整えた事例です。

まず最初に、現在の私の基本方針をお伝えします。

ブランドリペア転売において、現在私が販売目的で指導している基本方針は、元色に合わせた同色補色・原状回復です。
黒い商品は黒へ、赤い商品は赤へ、ブラウンの商品はブラウンへ。
素材の品質や性質を損なわない範囲で補修し、販売時にはリペア済み・補色済み・再染色済みであることを明記する方針を重視しています。

今回のオールドロエベショルダーバッグは、革の質感を活かしながら、色味と見た目の印象を整えた事例です。

ロエベは革質の良い商品が多いため、リペア・リカラー後の仕上がりが分かりやすく変わるケースがあります。

ただし、ロエベだから何でも仕入れてよいわけではありません。

重要なのは、仕入れ前に販売相場、革の状態、作業範囲、リペア後の見込み価格まで確認することです。

  1. 革質が良い商品はリカラー後の印象が変わりやすい
    素材の状態が良ければ、色味と質感を整えることで販売写真の印象が大きく変わります。
  2. ステッチを活かした仕上げができる場合がある
    この事例では、革部分を整えながら、ステッチの白色を残した仕上がりになっています。
  3. 仕入れ価格が低いほど利益率を高めやすい
    仕入れ1,200円に対して販売価格15,682円となり、粗利益12,014円を残せました。

オールドロエベショルダーバッグのリペア前の状態

まずは、仕入れた段階のビフォー画像をご覧ください。

Before

オールドロエベショルダーバッグのリペア前正面画像
オールドロエベショルダーバッグのリペア前側面画像

仕入れ時点では、全体的に使用感があり、そのままでは高値販売が難しい状態でした。

通常のブランド転売では、こうした使用感のあるバッグは避けられやすいです。

その理由は、写真映えしづらく、購入者に「古い」「使用感が強い」「そのままでは使いにくそう」という印象を与えやすいからです。

しかし、ブランドリペア転売では、こうした商品こそ仕入れ候補になります。

革質が良く、リペア後の印象が変わる商品であれば、低価格で仕入れて利益を狙える可能性があるからです。

ブランドリペア転売では、仕入れ時点の見た目だけで判断しません。
見るべきなのは、リペア後に販売価格が戻るか、作業時間に見合う利益が残るか、販売時に説明しやすい状態かです。

オールドロエベショルダーバッグのリペア・リカラー後

以下が、リペア・リカラー後の画像です。

After

オールドロエベショルダーバッグのリカラー後正面画像
オールドロエベショルダーバッグのリペア後側面画像
オールドロエベショルダーバッグのリカラー後背面画像
オールドロエベショルダーバッグのリペア後仕上がり画像

リペア・リカラー後は、革の色味が整い、バッグ全体の印象がかなり引き締まりました。

ロエベは革が上質なため、素材の状態が良ければ、リカラーによって見た目の印象を大きく改善できます。

画像を見ると、ステッチ部分は元の白色に近い状態で残っています。

これは、革部分とステッチ部分の素材差、使用するカラー溶剤、塗布方法の組み合わせによって、革部分を中心に色を整えた事例です。

もちろん、すべての商品で同じようにステッチが残るとは限りません。

素材、糸の状態、過去のメンテナンス履歴、色の入り方によって結果は変わります。

リカラーで大事なのは、単に色を入れることではありません。
革、ステッチ、コバ、金具、内装など、それぞれの素材を見ながら、どこまで作業するかを判断することです。
仕上がりの自然さは、素材判断とカラー溶剤の選定で大きく変わります。

実際に行った作業内容

今回のオールドロエベショルダーバッグでは、主に以下の作業を行いました。

  1. 全体クリーニング
    表面の汚れや油分を確認し、素材を傷めない範囲でクリーニングしました。
  2. 革の状態確認
    乾燥、スレ、色褪せ、質感、ステッチ周辺の状態を確認しました。
  3. 革部分のリカラー
    素材に合うカラー溶剤を使用し、革部分の色味を整えました。
  4. ステッチ周辺の仕上がり確認
    縫い目の色味を確認しながら、自然に見える状態へ仕上げました。
  5. トップ加工と質感調整
    色止めと艶調整を行い、販売写真で魅力が伝わる状態に整えました。

この事例で重要なのは、ロエベの革質を活かしたことです。

革の質が良い商品は、適切なカラー溶剤と手順で整えることで、仕上がりの見え方が大きく変わります。

逆に、素材に合わない溶剤を使ったり、下地処理を雑にしたりすると、色ムラ、剥がれ、質感の違和感につながります。

リカラーの仕上がりは、技術だけで決まるわけではありません。
素材に合ったカラー溶剤、下地処理、塗布量、乾燥、トップ加工、艶調整まで含めて品質が決まります。
だからこそ、道具と溶剤の選定は利益にもクレーム防止にも直結します。

この事例で注意すべき販売上のポイント

今回のように、リペア・リカラーを施した商品は、販売時の説明が非常に重要です。

どれだけ自然に仕上がっていても、補色・再染色している事実は必ず記載する必要があります。

販売ページでは、以下のような情報を明記するのが基本です。

  • 中古品であること
  • リペア済みであること
  • 補色済み・再染色済みであること
  • 新品や未加工品ではないこと
  • 使用感や残っているダメージがある場合は、その内容
  • ステッチや金具など、仕上がりに個体差が出る部分がある場合は、その旨

販売時の説明を曖昧にすると、購入後の認識違いにつながります。

逆に、リペア済みであることを正直に伝えたうえで、商品の魅力を適切に伝えれば、購入者は安心して検討しやすくなります。

ブランドリペア転売は、補修内容を隠して売るビジネスではありません。
リペア済み・補色済み・再染色済みであることを明記し、そのうえで商品の魅力を伝えることが、長く利益を出すための基本です。

オールドロエベショルダーバッグの販売結果

以下が、今回のオールドロエベショルダーバッグの具体的な販売結果です。

販売価格 15,682円
販売手数料10% -1,568円
仕入れ価格 -1,200円
送料 -700円
振込手数料 -200円
利益(粗利) 12,014円
利益率(粗利率) 76%
原価率 24%
損益分岐 2,333円

仕入れ価格1,200円に対し、販売価格は15,682円。

販売手数料、送料、振込手数料を差し引いた粗利益は12,014円となりました。

利益率は76%です。

この事例は、販売価格そのものは高額ではありません。

しかし、仕入れ価格が低く、リカラーによって見た目の印象を改善できたことで、高い利益率を残せています。

ブランドリペア転売では、このように低仕入れ・短時間作業・高利益率の商品を積み上げることが重要です。

このオールドロエベ事例で見るべきポイント

この事例で見るべきポイントは、利益額だけではありません。

重要なのは、なぜ利益率76%を出せたのかを分解することです。

仕入れ価格が低い 仕入れ価格が1,200円だったため、販売価格15,682円でも粗利益12,014円を残せました。
革質が良い ロエベは上質な革を使った商品が多く、状態が合えばリカラー後の印象が大きく変わります。
ステッチが残る仕上がりになった この事例では、革部分を整えながら、白いステッチが自然に残る仕上がりになっています。
作業範囲が明確 革部分の色味と質感を整える目的が明確だったため、作業の方向性を決めやすい商品でした。
販売時の説明が重要 リペア済み・補色済み・再染色済みであることを正直に記載することで、購入者との認識ズレを防ぎます。
実践結果を見るときは、利益額だけでなく「その利益を出すまでに何時間かかったか」も重要です。
同じ利益でも、短時間で仕上がる商品ほど時間単価が高く、外注化や再現性にもつなげやすくなります。

利益・時給シミュレーターで時間単価を確認する

初心者がこの事例を参考にするときの注意点

このオールドロエベショルダーバッグは、利益率76%という分かりやすい実践例です。

ただし、初心者が同じような商品を仕入れる場合には注意点があります。

ロエベは革質が良い一方で、商品によっては革の乾燥、色ムラ、型崩れ、ショルダー劣化が進んでいるものもあります。

また、ステッチがある商品は、仕上がりの見え方に個体差が出ます。

初心者が仕入れるなら、以下の条件に当てはまる商品から始める方が安全です。

  • 革部分に大きな破れや穴がない商品
  • 色褪せやスレが中心の商品
  • ショルダー紐の劣化が軽度の商品
  • 内装のベタつきや剥がれが少ない商品
  • 販売相場が確認できる商品
  • 補修内容を販売時に説明しやすい商品

仕入れ価格が安くても、作業時間がかかりすぎる商品は初心者には不向きです。

特に、強い型崩れ、ショルダー根元の大きな裂け、内装劣化、強いニオイがある商品は、想像以上に手間がかかることがあります。

初心者は「安いから仕入れる」のではなく、「短時間で販売できる状態まで整えられるから仕入れる」と考えるべきです。
仕入れ価格の安さよりも、作業時間と販売後の利益を優先してください。

仕入れ前に確認すべき判断基準

今回のようなオールドロエベのバッグを仕入れる前には、最低でも以下を確認してください。

  1. 販売相場があるか
    同じブランド・近い型・近いデザインの商品が、実際にいくらで売れているか確認します。
  2. リペア後の販売価格が想定できるか
    きれいにした後にどの程度の価格で売れそうかを逆算します。
  3. 革の状態が悪すぎないか
    乾燥、ひび割れ、深い傷、破れが強い商品は初心者には難易度が高くなります。
  4. ショルダー部分の劣化が重くないか
    ショルダー紐や根元の劣化は、補修難易度と販売価格に影響します。
  5. 販売時に説明しやすいか
    リペア済み・補色済み・再染色済みとして、購入者に分かりやすく説明できる商品か確認します。
  6. 送料・手数料・資材費を引いても利益が残るか
    販売価格だけでなく、最終的な粗利益を確認します。
ブランドリペア転売の利益は、リペア後に決まるのではありません。
仕入れ前の判断でほぼ決まります。
だからこそ、安いという理由だけで仕入れず、販売相場・作業時間・説明のしやすさまで見て判断する必要があります。
仕入れ候補の商品がある方は、実際に仕入れる前に簡易診断しておくと失敗リスクを下げやすくなります。
ブランド名、商品状態、仕入れ価格、想定販売価格を入力すると、初心者向けにA〜D判定で仕入れリスクを確認できます。

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オールドロエベショルダーバッグ事例のまとめ

今回のオールドロエベショルダーバッグは、仕入れ価格1,200円、販売価格15,682円、粗利益12,014円、利益率76%という結果になりました。

この数字だけを見ると、ブランドリペア転売の魅力が分かりやすいと思います。

ただし、本当に重要なのは、単にリカラーしたことではありません。

重要なのは、仕入れ価格、ブランド需要、革質、状態改善、販売時の説明、利益計算まで含めて、利益が残る商品だったという点です。

  • 仕入れ価格1,200円
  • 販売価格15,682円
  • 粗利益12,014円
  • 利益率76%
  • 革部分を中心に整え、ステッチの印象を残した事例
  • 販売時はリペア済み・補色済み・再染色済みであることを明記する必要がある
  • 現在の販売目的では、同色補色・原状回復を基本にする

ブランドリペア転売では、安く仕入れて高く売るだけではなく、購入者が安心して買える状態に整えることが大切です。

そのためには、リペア技術、仕入れ判断、販売説明、価格設計をセットで考える必要があります。

この事例を参考にする場合も、単に「リカラーすれば利益が出る」と捉えるのではなく、どの商品を、どの状態で、どの範囲まで補修し、どう説明して販売するかまで含めて判断してください。

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